腕時計の電池が切れて、自分で交換しようと無理矢理に蓋を開けたら壊れてしまった・・・という苦い思い出があります。
ノープラン、ノーアイテムの行き当たりばったりに対応すると大切な腕時計をダメにしてしまう危険があるので、自身の腕時計の特徴をしっかり確認して、それに応じた工具やアイテムでセルフメンテナンスをしていきましょう。
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【腕時計の電池交換】蓋の隙間がないので、無理にこじ開けたら閉まらない!必要な工具は?
自分で腕時計の電池交換をしたら壊してしまった思い出が・・
腕時計には電池で動くものや巻き時計、ソーラなど様々なタイプがあります。
自分も何本か腕時計を持っていますが、電池タイプが多いです。
電池タイプの欠点としては「電池の寿命がある」という点。
毎日交換が必要でないものの、電池が切れると、「またか!面倒くさいなぁ!」と感じることもあるのではないでしょうか。
いっそのこと、自分で交換できないのかなぁ・・と。
そこで、以前ノー知識・ノー工具でやってみたことがあるのですが、結論から言うと、ブッ壊れてしまいました。
ちょっとした安いファッション時計だったので、試しにやってみよう!となったわけですが、裏蓋の隙間らしき部分にマイナスドライバーなどを引っ掻けて蓋を開けようと試みるが硬く頑丈でした。
私も意地になったのでしょう・・相当力をいれてこじ開けた結果、蓋がバキッ!と音を立てて吹っ飛び、おまけにマイナスドライバーの先端が自分の指にあたり少し負傷してしまいました。
指に絆創膏を2~3枚巻きながら、時計を見てみましたがマイナスドライバーで力を入れた部分が大きく損傷しており、色々触っているとパッキンらしきゴムなども取れてしまったり、コイルなども何本か切れていたりしていました。
結局、ふたが歪んでしまい、ハマらなくなってしまって壊れてしまいました。
何十年も長年気に入っている時計で試さなくて良かった、と正直思いました。
電池交換は、時計屋さんでしっかり交換してもらった方が一番間違いはないと思います。
どうしても節約したいな・・と感じたら、自己責任になりますが、時計のタイプにあったアイテムを使って慎重に電池交換をしていきましょう。
腕時計の電池交換を自分で行うために知っておきたいこと
腕時計の電池交換を自分でチャレンジするためには、せめて下記に記載する蓋の特徴くらいは知っておく必要があります。
それによって、蓋を開ける際に必要となるアイテムも異なってきます。
また、蓋を開ける際は、いずれにしてもガラス面を下にして力を加えることになるため、破損や傷がつかないためにも、専用の固定台なども用意しておきましょう。
こじ開けタイプ
腕時計の裏側をよく見てみると、ちょっとした蓋の境目に隙間を発見できるはずです。
その部分に専用の工具を差し込み蓋をそっとこじ開けます。
工具はそんなに高価なものではないので、長く愛用する時計と向き合っていくのであれば安いものです。
スクリュータイプ
腕時計の裏蓋の周囲に小さいくぼんだ溝や穴が開いている特徴があります。
気密性が高いダイバーズウォッチなどによく見かけられます。
このくぼんだ溝や穴に工具を引っ掻けて蓋全体を反時計回りに回して開けるようにします。
場合によっては、ベルトをいったん外す必要も出てきます。
ねじ止めタイプ
裏蓋が4つのネジで止められています。
基本的な精密ドライバーがあれば簡単に蓋を開けることができるタイプです。
腕時計の電池を長持ちさせるには?
電池の長持ちなのか、時計そのものの長持ちのポイントなのか解釈は難しいですけど、メンテナンスや保管によって幾分は変わってくるのではないでしょうか。
すぐに出来そうな点としては以下の3つ。
- 湿気のある場所での使用や保管は避ける
- 炎天下の環境下で放置しない
- 磁気のある近くでの保管や使用は避ける
アウトドアに適した防水仕様の腕時計もありますが、基本時計は精密機器なため、水気のある場所での保管や使用は避けたいとことです。
機械内部が錆びてしまったりすると、故障の原因に繋がります。
これが愛用の1本だと、オーバーホールに大きな費用がかかってしまうこともありますし、あまりにも酷いと修理不能になる場合も大いにあります。
逆に、炎天下のような場所での保管や長時間の使用も避けた方が無難といえます。
たとえば夏の炎天下で車のダッシュボードに時計を置いたままにしておくと、時計がチンチン状態です。
精密機器には絶対に良くない状態です。
また、最近ではパソコンやスマホが生活スタイルに大きく入り込み、必須の生活になっています。
時計の弱点の1つとして、磁気帯びも避けたいものです。
スマホやパソコン、テレビや電子レンジの近くで長時間腕時計を身に着けていると、精密機器の金属が次第に磁気帯び状態となります。
磁気帯びがひどくなると、時計の進みが遅れたり、動きが停止してしまうトラブルにもつながるため、保管する際は十分距離のある場所に置きましょう。
パソコン作業が多い場合は、時計を外すなどの気遣いもポイントになるのではないでしょうか。
「りゅうず」を引っ張って動きを止めておくと電池の消耗は軽減されるのか?
腕時計をしない時は、りゅうずを引っ張って動きを止めておけば、電池の消費が減るみたいなことを以前聞いたことがあります。
実際のところ電池交換の時に時計屋さんで聞いてみましたが「変わらない」とのこと。
むしろ、りゅうずを引っ張って時計の動きを力任せに止めている状態となるため、機械には良くない状態とのことです。
また、りゅうずの軸にはパッキンが装着されており、長時間引いた状態にしておくと、内部に湿った空気などが入りこみ、文字盤が曇る原因となったり、内部が錆びて調子が悪くなる要因にもつながるので、りゅうずはしっかり閉じておいた方が良いそうです。
電池の消耗がどうしても気になるようであれば、上記で紹介してきた工具やアイテムを使って電池を抜いておくのも1つの方法かもしれませんね。
電池を抜いたまま長い間保管した場合のリスク
複数腕時計時計を持っていると、あまり使わない時計が出てきます。
電池切れの腕時計を長期保管していると液漏れにて時計をダメにしてしまう場合があります。
そこで、電池を抜いて保管する場合人もいるかと思いますが、あまりにも長い間全く動かさないと時計内部の潤滑油が固まってしまって、いざ電池を入れて動かそうとしても動作しない・・というケースもあります。
仮に動き出したとしても、たくさんの電力が必要となり、電池の消耗が激しくなってすぐに電池切れとなる可能性もあります。
個人的な意見としては、複数本時計を持っている場合は、ローテーションで使いまわしていく方が良いと思います。
その方が、何となくですが時計の調子が良く長く長持ちするような気がします。
実際、Edoxの電池式の時計ですが、既に25年近く動いています。
手巻き式、自動巻き腕時計なら電池交換が不要!
オンやオフに合わせて複数の時計を所有している人は多いと思います。
いざ電池が切れた時にスペアがあると便利ですし、困りませんからね。
とは言え、所有する腕時計が電池タイプの時計ばかりだと、運悪く全部電池が切れてしまってどれも使えない状態に陥るケースも出てきます。
そんな時は、手巻き式や自動巻きの電池が不要なタイプの機械式腕時計が1本あるととても便利ですよ。
単純に巻けば動くわけですし。
そこそこしっかりしたもので、飽きの来ないデザインをチョイスしておけば、仕事や休日も含めてどんなシーンでも使えます。
定期的なオーバーホールをしながら使い続けていけば、長く愛用できますし、良い思い出もたくさん刻んでくれることでしょう。
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【腕時計の電池交換】蓋の隙間がないので、無理にこじ開けたら閉まらない!必要な工具は?まとめ
時計機能を含めたスマホが生活の中に大きく溶け込み、腕時計がなくても時間を確認することができる時代になってきました。
それでも、個人的には腕時計をする派で、機械式と電池タイプの両方を愛用しています。
ここぞという時に着る「勝負服」という考えもあるように、複数時計を所有していると、今日は絶対に失敗できない時にはこの時計で行こう!という時もあるのではないでしょうか。
そんな時に、電池切れで止まっていると水を差されたような気持になるので、いつもベストな状態をキープしておきたいものですね。
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