機械式や自動巻きの腕時計は使わずに保管しておくと2～3日で止まります。
週末に使おうと思うと、毎回時計の時刻合わせや日付合わせが必要です。
それはそれで楽しいのですが、気が向いたときにサッと身につけて出かけたい時は少々不便です。
そのような時に役立つのがワインディングマシーンの存在。
定期的に回転してくれるので、自動で巻き上げてくれます。
使いたい時に使えるメリットはありますが、ずっと時計が動いているので、「内部の細かい機械が消耗するのではないか・・」とか、「時計が磁気を帯びるのではないか・・」などの懸念点も出てくるのではないでしょうか。
ワインディングマシーンの必要性や賛否についてまとめていき、時計に負担が少ないワインディングマシーンもご紹介していきますので、ご参考にしてみてくださいね。
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Contents
ワインディングマシーンの必要性は賛否の声？自動巻き時計を使わない時の保管は？
仕事で高級腕時計を身に着けていると、上司や同僚に目を付けられたこともあり、気に入った高級腕時計は週末やイベントなどのオフの日に付ける方も多いのではないでしょうか。
さすがに1週間、自動巻きの腕時計を身に付けずに保管しておくと、週末の使いたい時には既に動いていないはずです。
出かける前に、時計の時刻を合わせたつもりが、お昼の12:00を過ぎたら日付が変わっていた・・なんてこともあります。
そのような場合、ワインディングマシーンに腕時計を保管しておけば、週末にサッと身につけて外出することができます。
私はワインディングマシーンを使うタイプの人間なのですが、中には消耗を早める、磁気が心配などの賛否の意見があることを知りました。
ワインディングマシーンは必要なの？賛否の声が・・
私は、時計は動かしてなんぼだという考えのタイプです。
使いたい時にサッと身につけて外出したいと思うタイプなので、私としては動いていて欲しいです。
ですので、週末に身に着ける自動巻き腕時計は、ワインディングマシーンを利用しています。
ワインディングマシーンを利用する主なメリット
- 日付や日時を都度合わせる必要が無い
- コレクションとして綺麗に収納できる
メリットとしては、大幅な時刻合わせの手間が解消されることです。
時計は好きなので、竜頭を回して時刻やカレンダーをセットするのも楽しいのですが、急いでいる時はえーい面倒くさい！と思う時もあります。
時計屋さんに聞いたことがありますが、「時計の針を回す方向は、当たり前ですが時間が進む方向のみ」だと。
逆に針を回した方が手間が省けそうな場合もありますが、その行為はNGです。
特に日付が変わるようなタイミングで、時計が進む方向と逆に回すと中の歯車に負担がかかり故障の原因になるとのことです。
何せ複数の複雑な歯車が繊細な動きをしているので、優しく一方方向に回すのがポイントのようですね。
ワインディングマシーンを利用しておけば、基本的にずっと動き続けていますので、微調整だけでOKですね。
また、モノは一定の決まった置き場所に戻してあげた方が、部屋の散らかり防止にもなりますし、綺麗にコレクションを楽しむこともできるのではないでしょうか。
ワインディングマシーンを利用する主なデメリット
- 機械のパーツが消耗・摩耗しオーバーホールが早まる
- 磁気が帯びるのではないか
時計は複雑な細かい部品で動いているため、ずっと動かし続けているとパーツが消耗しやすいことも考えられます。
とは言え、逆に動かさずにずっと保管し続けていると、中の油が固まってしまったりして動作に影響が発生する場合もあります。
車や家電製品でもそうですが、適度に使っていた方が調子が良かったりますからね。
また、ワインディングマシーンの懸念点として、腕時計に磁気が帯びるのではないかという点。
私は耐磁気仕様の腕時計なのであまり気にせず使用していますが、各メーカーの時計の性能によっては影響が出るものもあるのかもしれません。
また、安かろうの粗悪なワインディングマシーンだと、モーターと時計の距離が近く、磁気帯び現象が生じるきっかけになる場合も考えられますね。
磁力を帯びるモノは生活の中に多々ありますので、ワインディングマシーンに限らず気を付けたいものです。
ワインディングマシーンを使うと時計が磁気を帯びる？
実際、自分の大切な腕時計が磁気を帯びていたらどうしよう・・・と思いますよね。
そういえば、「時間が結構ズレるような気がする・・・」など。
自分の腕時計が磁力を帯びていないかを確認する簡単な方法として、「方位磁石」を使った確認方法があります。
方位磁石のハリが時計に反応する用であれば、磁気を帯びているという目安になります。
ワインディングマシーンは安いものから高価なものまでデザインも含めて様々です。
きちんとしたワインディングマシーンの場合、モーターと腕時計が一定の距離を保つ設計となっていたり、モーターの周囲に磁気帯び対策が施されていたりします。
モータも静音設計となっており、寝室に置いていてもストレスフリーなものもあります。
それに比べ、安くただ回るだけのアイテムの中には、粗悪なものもあるかもしれません。
おまけに、時計自体が帯磁性機能が弱いものだと、一概に言えませんけど、より顕著に表れる可能性も考えられます。
磁気帯びの原因が単にワインディングマシーンであれば今後の対策も立てやすいと思いますが、ワインディングマシーンを使っていないのに磁気帯びが発生しているのであれば他にも原因があるということです。
たとえば、腕時計をしたまま長時間パソコンやスマートフォンをしていたりするのは、かなり環境が悪く磁気帯びリスクが高いと言えます。
テレワークや在宅ワークでこれまで以上にパソコンやIT器機を使うことが増えましたからね・・・。
これから自動巻き腕時計を購入する検討があるようであれば、耐磁気仕様も視野に入れて選ぶポイントにするのも良いかもしれませんね。
あと置き場所も。
磁気が帯びてしまった、磁気が帯びているかもしれない・・・と気になるようであれば、磁気抜き機を使用すれば、気軽にセルフメンテナンスもできる便利なアイテムがあります。
でも、大切な自分の腕時計に使うのはちょっと心配だ・・と言う場合は、時計屋さんに相談してみましょう。
磁気抜きの相談にも乗ってくれるはずですよ。
⇒ 時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら 
おすすめワインディングマシーン
磁気対策が取られているワインディングマシーンをピックアップしてみました。
自分の持っている腕時計の仕様に合わせて、活用してみましょう！
【TRIPLE TREE】 ワインディングマシーン 日本製マブチモーター
2本の腕時計をセットできるワインディングマシーンです。
ワインディングマシーンの要となる心臓部には、高品質なモーターを採用したギアボックスが搭載されています。
モーターには磁気を遮断するシールドが搭載されており、帯磁しにくい設計となっているようです。
また、静音設計なので寝室に置いても音が気になることがないのも良いですね。
【LUYING】ワインディングマシーン（4本巻き+6本収納）
腕時計を複数本持っている方にとっては、このワインディングマシーンがオススメです。
4本巻きができて、他6本の腕時計を収納することができます。
まさにコレクショングッズですね。
このワインディングマシーンも信頼性抜群の日本製マブチモーターを採用し、磁化なしの安心設計で、騒音は10-20dBまで低いため睡眠の邪魔にはなりにくいです。
【ベルソス】ワインディングマシーン 1本巻き
Amazonランキング「ワインディングマシーン部門1位」のアイテムです。
自分も使ったことがありますが、音が静かです。
寝ていても気になることはありませんでした。
このあたりの静音性に関しては、さすがマブチモーターだと思います。
モータと腕時計の距離も5cm以上離す設計となっており、磁気対策もできている点が良いですね。
回転している間は、LEDでライトアップ機能も付いているので、腕時計をインテリアとしてしっかり楽しむこともできますよ。
ワインディングマシーンの必要性は賛否の声？自動巻き時計を使わない時の保管は？まとめ
自分の大切な腕時計だからこそ、外した後の保管方法にも気を使います。
保管方法によって、時計のコンディションも変わります。
出来れば故障なく末永く使い続けたいものです。
ワインディングマシーンも腕時計のコンディション維持の1つのメンテナンス手段として参考にしていただけたら幸いです。
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