他人の口から発する「クチャクチャ音」や「咀嚼音」が苦手だ!ストレスや怒りを感じることってありませんか?
「ミソフォニア」や「聴覚過敏」などとして症例があるようですね。
ちなみに、私にも苦手な音が幾つかあります。
その中でも最も嫌なのは「口のクチュクチュ音」です。
以前、テレビで「咀嚼音がブームなんですよ!」みたいな番組がありました。
テレビから音が流れた瞬間「ウワッ!」となり、即消してしまいました。
「公共の電波で流すな!!」と個人的には言いたいです。
音を聞き分ける立派な耳が付いていることには大変感謝していますが、苦手な音はどうしても聞きたくないものです。
私は幸いにも、「口のクチュクチュ音」だけに苦手意識あるだけで、それ以外の音は大丈夫なのでとても恵まれています。
でも嫌なものは嫌なわけで、逃げ出したくなり、時には爆発しそうな気になることもあります。
その音、もう限界!爆発しそう!となる前に、自身の対策などを含め参考にしてみてくださいね。
「ミソフォニア」や「聴覚過敏」につても調べてみました。
Contents
ミソフォニアと聴覚過敏の違いは?克服・対策におすすめイヤホンや耳栓・アイディアなど
ある特定の音が苦手で逃げたくなる!自分は変なのか?
冒頭でも少し述べた通り、「口のクチュクチュ音」の他に私には少々苦手な音があります。
「口のクチュクチュ音」以外は、どちらかというと耳障りだな・・と感じる程度で、普通に我慢できるのですが、疲れているとイラッっとします。
- 歯に食べカスがつまり、舌でクチュクチュ音を立てている音
- 歯に詰まった食べカスを舌で触りながら喋る声
- 食事中に口を開けて食べる音
- ゲップの音
- ミカンなどのジューシーなモノを飲み込むときの音
- キーボードを爪を立ててカチャカチャと打つ音
嫌な音順でリストアップすると、軽く6個もあったのか・・と思いました。
1~5は大きく口の音に関するもので、ひっくるめて嫌です。
6の爪を立ててキーボードをカチャカチャさせるのも辛かったです。
これは職場での出来事でして、お互い部署が変更になったので助かりました。
その時の自分の体調や気分の良し悪しで、気になる音も少々異なると思いますが、でも上記に関する音は常時苦手です。
聞くと萎えるし、どことなく怒りが感じられる・・・。
ある意味、身近な生活音に近い部分があるので改善の余地がなく、仕方のないことなのですが、苦手なものは苦手です。
このような音に関する感じ方ですが、最初は「もしかして自分だけ?」「自分って変なのか?」と落ち込みました。
自分で直そうと努力もしていますが、中々難しいです。
ネットで検索してみると、これまで知らなかった「ミソフォニア」や「聴覚過敏」などというキーワードがたくさんヒットしきて、「まさにこのことだ!」と実感しました。
以外にも多くの方が、同じような現象に悩まれていることを知り、とても勇気づけられました。
「ミソフォニア」や「聴覚過敏」って何?
ミソフォニアや聴覚過敏って一体何なのでしょうか?
色々調べてみると、ずばり「日本ミソフォニア協会」さんのサイトに詳しく記載されていました。
ミソフォニアとは何?
ミソフォニアとは何?
ミソフォニアとは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う強い否定的な反応(嫌悪、怒り、憎しみなど)を示す障害です。
DSM-5(精神障害の診断・統計マニュアル第5版)やICD(国際疾病分類)には記載されていません。
原因は精神的というよりも神経学的と言われています。ミソフォニアの症状を抱える人にとって、その音は決して容易に我慢できるようなものでは無く、何度も音が繰り返されればその場から逃げ出したくなります。■トリガーとなる音の例
・鼻すすり
・咀嚼音
・咳払い
・咳
・くしゃみ
・歯磨きの音
・タイピング音引用:日本ミソフォニア協会より
トリガーとなる音の中で「咀嚼音やタイピングの音」など、まさに自分にも当てはまっているのが分かります。
ただ、あらかさまに攻撃的な態度になることまではなく、理性を持って我慢してやり過ごしているので、私はまだ軽度なんだと勝手に思っています。
出来れば、その音から逃げ出したくなりますけどね。
聴覚過敏とは何?
次に、「聴覚過敏」は以下の通りで、ミソフォニアとの違いを述べられています。
聴覚過敏とミソフォニアはしばしば混同されます。なぜなら、どちらも音の許容度の低下を示す言葉だからです。ですが、聴覚過敏とミソフォニアは完全に異なる状態です。
聴覚過敏の症状は一般的に、以下のように表現されることが多いです。
・頭の中で音が反響する
・耳をつんざくように音が響く
・脳が震えるように音が響く
・音が耳につき刺さる
・音が過度に大きく聞こえる
・耳や頭に痛みを伴うことがある
・音に酔いめまいを伴うことがある
・苦手な音のみならず全ての音が混ざって大きく聞こえることがあるため、会話が聞き取れないことがある。それに対してミソフォニアは、特定の音に対して逃避願望や攻撃的衝動の伴う否定的な感情が生じます。上記のような聴覚過敏の症状はありません。
「脳が震えるように音が響く」は会社での恫喝の声が音となってグルグル頭の中で反響していることはよくあります。
でも、聴覚過敏の症状例を見る限りでは、私には当てはまる部分は特にないです。
なので、私自身はミソフォニアによる症状がちょっとだけあることになります。
音に関する苦手意識以外にも、以前私は高速道路を走行することが急に怖くなってしまい、数年間乗れない期間がありました。
高速道路に乗ると、急に心臓バクバク、手汗びっしょり、心ここにあらず状態に陥りました。
振り返ってみると、トリガーはたぶん、過度なストレスと慢性の疲れだと思っています。
関連 【高速道路恐怖症】運転が怖い、パニックや苦手意識を克服するには?
このように、仮に高速道路が苦手なら、基本的には乗らなければ済む話です(仕事で必要なら別ですが)。
でも、音に関する症状がある場合は、話は別です。
どこにいても何かしらの音は聞こえますから。
これはとても大変だと思います。
ミソフォニアの治療法ってあるの?
ミソフォニアを治す治療方法って何かあるのでしょうか。
もしや、何か治す治療法があるのかと思い、気になって調べてみました。
上記から参考とさせていただいている日本ミソフォニア協会のサイトを確認してみましたが、まだ治療が確立されていないとのことです。
海外では「研究」という部分で進んでいるようですが、まだまだ実際の解明には時間がかかるということなのでしょう。
ミソフォニアは根拠に基づく治療法がまだ確立されていません。
そのため、日本ミソフォニア協会は、ある特定の治療法を推奨したり、医学的アドバイスを提供したりすることができません。
海外ではミソフォニア治療の研究がなされています。
引用:日本ミソフォニア協会より
自分で上手く気を紛らわせたり、発している音の元を止めてもらえるようであれば、お願いしたりして対処していきましょう。
「苦手な音」指摘した方が良いのでしょうか?(過去の個人経験)
苦手な音をスイッチなどを押して、簡単に止められるなら大変助かります。
でも、相手が人だと言い難いし、言うと険悪なムードになるかもしれませんよね。
実際、過去に指摘したことがありましたが「冷ややかなムード」になりましたので、それ以降は言ったことがありません。
その時のエピソードを載せてみます。
小学校時代、ソロバン検定に向けて特訓していたとある日。
家で時間を測りソロバンの練習をしていたのだが、隣で母親が「歯に食べカスがつまり、舌でクチュクチュ音を立てている音」がどうしてもイライラしてしまったのが事の発端。
「その音汚い!うざい!」
正直、ソロバンに全く集中できないわけですよ。
「クッチュクッチュ、クッチュクッチュ、クッチュクッチュ、クッチュクッチュ・・」
わかります?
口を傾げて、「クッチュクッチュ、クッチュクッチュ、クッチュクッチュ、クッチュクッチュ」と永遠に続けているワケですよ。
怒り爆発しそうな気持を抑えながら、ソフトに「悪いけどその口の音止めてくれない?」と言ったところ、険悪なムードになってしまったのを覚えています。
「そんなに気になるものなの・・」と。
「ピキッ・・」と音がしそうなくらい、何とも言えない雰囲気になりました。
さすがに、親子の関係なのでその後普通に戻りますが、日常でもその音が気になるわけです。
別に母親のことが嫌いなわけでもなく、むしろ良好で、最後まで親孝行したい気持ちはあります。
でもですね・・・その音だけがどーしても苦手なんです。
何十年経った今でも、その音が一番苦手。
たとえ音が聞こえない離れた場所にいても、口が傾いているだけで、「ああぁ・・・」と思ってしまいます。
その音が無かったらな・・・と思う毎日。
ついつい耳が痒いふりして、片耳を塞いでしまったりしています。
ただ、似たような音でも母親以外の音だと、さほど気にならないのがなんとも不思議な現象。
自分でも変だと思うのですが、あのソロバンの練習の時に体験したことが、トラウマになってしまっているのかもしれない。
よほどあの時の音が嫌だったんだろうと。
たぶん、この先もその音だけは乗り越えられる自信はありません。
上手く付き合っていくしかなさそうです。
よって、親子関係でも、指摘の仕方によっては、いささか険悪なムードになることは想定しておきましょう。
職場で意思表示したい場合は、自分は○○の音が苦手なんです・・・と事前に理解してもらえていると言いやすいかもしれませんね。
中々、分かってもらえないのが現状かと思いますが・・。
苦手な音と付き合っていくにはどうしたらいいのか?
では、上記の話の流れでいくと、苦手な音と付き合っていくにはどうしたらいいのか?と思います。
結構難しい問題だと思いませんか?
私のように、今回の口の音に限る話だけではなく、もっと様々な音に苦手意識があると尚更なこと。
上記でも述べましたが、私の性格上、他人が発する苦手な音を注意する勇気はありません。
過去の体験にもあるように、言うと険悪なムードになり兼ねないからです。
親子や親友の間ならまだしも、職場の関係なら尚更ですよね。
以下、個人的な対策方法(口のクチュクチュ音)をまとめてみました。
対策① 口の「クチュクチュ音」に爆発する前にしているコト(個人的対策)
”一旦その場から離れろ!”
「トイレに行く」、「ちょっと部屋のテレビで録画してくる」「車の中にタバコ忘れた」とかなんでもいいので、爆爆発する前にその場を一時離れるようにします。
移動した先で、大声は無理として、小声でシャウトします。
とにかく自らの声で言葉として吐き出すのがポイントです。
「その口音うるせーんだよ!」「口閉じてろ!ボケ!」とかなんでもいいんですよ。
とにかく、スッキリさせることが大切だと思います。
そのあと、「自分も気が付かないだけで、不快な音を出してるかもしれない・・・」と反省し心を落ち着かせると良いです。
しかし、それでもスッキリしない場合があるんですね。
そんな時は、自分の部屋があるとやりやすいのですが、不要な洋服を1着用意しておきましょう。
寝る時のジャージやパーカーとかでもいいです。
プロレス技の「ラリアット!」や「レインメーカー!」などをブチかましても良いですし、空中に軽く投げてJOJOのスタープラチナのように「オラオラ!」でパンチを繰り出すのも結構スッキリしますよ。
くれぐれも小声で、ドタバタさせないように短時間でスマートに発散させるようにしましょう。
高速腕立て伏せとかも、かなりスッキリします。
自分なりの爆発やイライラを解消させるスマートな方法を幾つか持っておけば、職場での逃げられない環境でも少しは役に立つのではないでしょうか。
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対策② 口の「クチュクチュ音」に爆発する前にしているコト(個人的対策)
”そのクチュクチュ音、あの時の○○の声や音に比べたらマシだ・・と思う”
上記で「一旦離席じゃ!」と言いながらも、逃げられない時もあると思います。
そんな時、私は以前に勤めていた会社での上層部からの永遠と続く「恫喝×恫喝」を思い出すようにしています。
まぁ・・すごいのなんのって・・追い込み方が半端ないです。
鬱やクビで去った人も数多いです。
思い出すのは身の毛もよだつほど嫌ですが、あの時の「恫喝音」に比べたら大したことないやんけ!と言い聞かせます。
これも、職場では役立つシーンがあると思いますよ。
「あんなに理不尽に言われてたけど大丈夫?」と同僚から心配されたことがありますが、「何が?」ってくらいに。
過去のアレに比べたら・・・ってね。
また、不如意にも職を失って再就職できずもがいている時、一瞬死にたくなる時もありました。
でも、アレに比べたら今の自分はなんて幸せなんだろう・・・と思える。
目の前の耐えがたい音に匹敵する以上の嫌な思い出などは、誰もが1つや2つくらい持っていると思います。
負けそうになった時は、「あの時の○○に比べたら・・・」と考えれば、意外と気持ちがラクになりますよ。
まっ、一瞬ですけどね・・。
でも「カッ!」となって人生後悔する行動をしたくないので、その「一瞬」は大切かと。
冷静に冷静に!calm downなのです!
対策③ 口の「クチュクチュ音」に爆発する前にしているコト(個人的対策)
”自分の生活環境を変える”
スマホは便利な機能が満載です。
写真は見れる、音楽は聴ける、ネットはできる、アプリを活用できる、など。
クチュクチュ音が気になり、逃げられないようなら、「最近英語学習を始めた!」と言いながら、イヤフォンを装着するものオススメです。
変に音から逃げられないような時間って決まっていると思うんですよ。
私の場合は、食事後のなんとなくの団らん時間だったり、風呂待ちの時間だったり。
しっかり家族との団らんはしつつも、スキルアップを兼ねてイヤフォンを使った学習を始めてみるのも手です。
「英語学習」「英語リスニング」ならイヤフォンを使っていても相手も不思議じゃないはず。
「寝る前の隙間時間を有効に活用したいんだ!」などと言っておけば、さりげなくイヤフォンを付けやすいですよね。
本当に英語学習を始めれば、それはそれでメリットもありますからね。
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真っ向勝負で音に耐えず、自分で生活習慣に変化をもたらし、苦手な音から回避しよう。
不快な音を軽減させるおすすめアイテム!
【ソニー】ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン
「高音質ノイズキャンセリングプロセッサー QN1e」と「デュアルノイズセンサーテクノロジー」で、業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を搭載しています。
飛行機のエンジン音などの低音から人の声などの中高音まで、幅広い帯域のノイズを大きく低減することができます。
Bluetooth機能が付いて要るので、本当に音を流しながら音楽を聴いたり、英語のリスニングなどにとても便利ですね。
【EZARC】防音イヤーマフ 騒音対策
高い防音機能のイヤーマフです。
耳をすっぽり覆う形状なので、遮音性に優れていて、大きな音から耳を守ったり、耳障りな不快な雑音を軽減させてくれます。
雑音や不快な音がして、勉強や作業に集中できない時に役立つアイテムです。
さすがにこれを付けて寝ることは難しいんので、横になってくつろぎたい時は下記に紹介するの耳栓タイプを選びましょう。
【JOYLISTEN】安眠・雑音防止耳栓
抜群のフィット感・抜群の遮音性なので、気になる音からのイライラ時にサッと取り付けて、ストレスを軽減させてきましょう。
耳の形にフィットした形状だから、そのまま寝てしまって寝返りを打っても邪魔になりません。
繰り返し使える素材なので、コスパがい良いです。
持ち運びが可能な収納ケースも付いて要るので、いつでもどこでも一緒に持ち運ぼう!
ミソフォニアと聴覚過敏の違いは?克服・対策におすすめイヤホンや耳栓・アイディアなど|まとめ
冒頭でも書きましたが、嫌な音が聞こえるということは「立派な耳」が機能している大変ありがたいことです。
「聞きたくても聞くことができない」耳に障がいをお持ちの方もたくさんいます。
冷静になると、自分はなんて小さい人間なのだろう・・と思ったりもします。
好きな事×嫌いな事、好きな人×嫌いな人、好きな色×嫌いな色・・・など言い出せばキリがないです。
このストレス社会に自分の好きな事ばかり選べるワケありませんからね。
とは言え、苦手なものは苦手です。
ストレスを溜め込み大爆発せないように、上手く付き合っていくしかないのかな・・と思います。