卓球に関わらずスポーツにはルールがあります。
時としてにルールが変更されて、戦略を見直すこともよくあります。
そんな卓球のルールに「ラケットの大きさや形に決まりがない」ということを知っていましたか?
また、東京五輪後にシェイクハンドのラバーの色を片面だけ選べることも。
極端な話、超巨大な面積のラケットでも、アニメキャラの形のラケットでもOKということになります。
これから卓球を始めてみようかなと思う人、マイラケットを選ぼうと考えている方にとっても参考にしていただけると嬉しいです。
Contents
卓球ルールにラケットの大きさや形に違反なし?ラバーの色も選べる時代に!
卓球のラケットに大きさや形の制限がないのはどういうことだ!?
・ボールの大きさは:40mm
・ネットの高さは15.25cm
などのサイズ規定がしっかりとあるみたいだけど、そんなにルールが緩い競技なのか?
いえ、当然卓球にも細かなルールがあり、随時更新されています。
◆ 卓球の得点や点数の数え方は?21点ルールになった理由は?点数表や点数板も
しかし、ラケットの大きさや形に関しては特別なルールはないのが実情です。
ただ、「素材に関してはグリップを除いたラケット面の85%以上が天然の木であること」、という規定があります。
なので、大きさ形に関しては問題がないということになります。
極端な例として大き目のラケットを作ればいいのでは・・・と思いませんか?
私はそう思いました。
超巨大なサイズのラケットを使えば有利になるのでは?
卓球台をカバーできるくらいの大きなラケットを特注で作ったとしてみましょう。
やみくもに大きなラケットを特注で作って、台の前にスタンバイして戦っても、かなり勝負は難しいと思います。
何故なら、卓球は瞬発力やボールの回転に合わせてラケット面を変えたり、スウィングの力や振りを変えていくスポーツです。
しかも、ラケットは木なので、大きくなればなるほど重くなりますし、ラバー(ゴム)をラケットに貼りますので、かなりずっしりとした重量になるはずです。
にわか卓球経験者の私としても、巨大なラケットで戦うのは絶対にムリだと思います。
スマッシュやドライブを打つ時、ラケットが巨大する過ぎると重くて打てない。
ドライブや回転をかけにくいです。
また、相手がカットで返してきたとき、自分もカットで対応しようと思っても、ラケットが超巨大だと、台にぶつけてボールに届かなかったりしますよね。(ゴンッ)と。
その都度、「ヨッコラセ!」とボールに対応していたのでは遅すぎます。
120%絶対負けます。
また、別のケースとしては、相手から帰ってきた返球をノーバウンドで自分のラケットに当ててしまうとNGです。
飛び過ぎてどう考えてもアウトボールになるはずが、ラケットが大きすぎて的にされてしまうケースも考えられますよね。
なので、大きさは戦略に合わせて丁度いい大きさが適切というワケですね。
また、アニメキャラなどの細かい形にしたラケットを作ったとしたら、単純に打ちにくいです。
平らな面にボールが確実に当たれば別かもしれませんが、髪型などの複雑な形の部分にボールが当たると、どこに飛ぶか分かりません。
たぶん勝てないです。
- 超強大なラケットは、重量が重すぎる
- スマッシュやドライブ、カットなどの返球に対応し難い
- ダブルスの場合だと、単純に邪魔
- 複雑な形状のラケットはボールを打ち返しにくい
カットマンのラケットは少し大きい!スタイルや戦略で異なる
上記のような超巨大なラケットの例えは極端ですが、戦うスタイルによっては少し大きめのラケットで戦う選手もいます。
それは「カットマン」ですね。
ほぼすべてのボールを「カット」で返しながら攻めていくスタイルです。
私は学生時代に、大会で優勝したカットマンの試合を見たことがあるのですが、ペンフォルダーの相手がどんなに強烈なスマッシュや、鋭い回転がかかったドライブを打ち込んでも、確実にカットで返しながら、かなりきわどいギリギリのコースを狙って返しながら攻めていたのを覚えています。
また、シェイクハンドの場合、ラバーが両面についているので、一方は回転をかけたラリーボールの時もあれば、無回転ボールもあるので、駆け引きが面白かったです。
このように、カットマンで戦うスタイルの方は、広い範囲を守備する必要があるため、少し平均よりも大きなラケットを使っている場合が多いようです。
- 一般的なシェークハンドラケットの幅:150mm程度
- カットマン用のラケット幅:160mm程度
東京五輪後からシェイクハンドラバーの色が「黒」+自由色に?
元々の卓球のルールには、ラバーの色に制限はありませんでした。
ブルーやピンク色のラバーで試合をしていた時期もあったのです。
例えば、自分が黒色が好きなので両面とも黒色で戦おうというのもありなわけです。
しかし、今のルールでは「赤」と「黒」の2種類となっています。
なぜ赤と黒の2種類のルールになったのか?
何故でしょうか?
シェイクハンドのラバーは、ツルツルな面と、トゲトゲの面がありますよね。
ちなみに特徴を先に把握した方が分かり易いです。
簡単に説明すると、
<ツルツルな面>
- ボールに鋭い回転をかけたりすることができる
- ドライブを打ち込んだりする攻め型の特徴
<トゲトゲな面>
- 回転よりもスピード重視の戦闘型スマッシュの面
- トゲトゲの効果で、ボールの回転を相殺するため無回転の変化球ボールを打ち込める
よって、試合前にはラケット交換をして、面を確認したり相手の戦いスタイルを確認するわけです。
先述の通り、昔は同じ色でも良かったので、裏面と表面で黒色のラバーのシェイクハンドで戦う人もいました。
要するに、同じ色だと、相手としてはどちらの面で打ち込まれたのか分かりにくいです。
仮に無回転のチャンスボールが来たと思って打ち込んだら、実はスピンがかかっていて、ミスをするなど、相手を騙すようなこともできたわけです。
観客からしても、何故ミスをしたのか分からず、面白くないなどの理由もあり、遠くから見てもラバーによる差が分かり易くなるようにルール変更をしたという経緯になります。
白熱したラリーが続かないと、見ていても盛り上がりに欠けますからね。
東京五輪後から片面は黒・もう片面は自由色に!
卓球のラケット関して、東京五輪後から、新しいルールが採用されることになります。
「片面が黒、もう片面は黒以外なら自由に選べる」
ようになりました。
これだけ卓球は大きく注目されてきているスポーツ、メディアに対する意識も大きいのでしょう。
昔のように「地味系」なスポーツではありません。
より、テレビ映えするオシャレでかっこいいスタイルのスポーツ戦略も考慮に入れての変更と考えられますね。
間違いなく、華やかさが増すことは違いないでしょう。
シェイクハンドおすすめラケット・ラバーなど
卓球はとても人気のあるスポーツです。
本格的に試合を前提に活動されている方もいれば、クラブ活動として楽しみながら活動されている方も多いと思います。
いずれにしても、マイラケットやラバーには少々こだわりを持ちたいところです。
過去の経験から感じますが、良いラバーはしっかり回転もかかったし、ボールの急速も違ったように思います。
スペックが上がると、ここぞの勝負時に、自身のパフォーマンスが最大限に発揮できるのではないでしょうか。
【バタフライ(Butterfly)】インナーフォース・レイヤー・ALC ST シェークハンド ストレート 攻撃用 36704
卓球のブランドは沢山ありますが、その中でも有名でよく聞くのが「バタフライ」。
ラケットの品質に定評があり、国内外のトッププレイヤーの多くが契約選手になっているようです。
Amazonレビューでも星4.7の高評価です。(2020年12月時点)
かなり以前に卓球をしていましたが、持ち手のカラーリングなどオシャレなデザイン性ですね。
中途半端なラケットと違い、打球が安定しそうな気がしますね。
【バタフライ(Butterfly)】 卓球用裏ラバー ロゼナ 06020 レッド 厚
Amazonの卓球用ラバーのカテゴリでベストセラー1位。
世界を驚かせた[スプリング スポンジ]を使用する[ロゼナ]。
微妙なラケット角度やスイング方向の誤差を補い、プレーに安定感を生み出すのが特徴。
ドライブやスマッシュの威力がより精度が高くなるのではないでしょうか。
【ニッタク(Nittaku)】 ファスタークG-1 裏ソフト テンション ブラック 特厚 NR-8702(スピン)
伊藤美誠選手がオススメする、ニッタクシリーズのラバー。
前中陣でのドライブ攻撃や威力とスピードを出したい時は、迷わずこのラバーのようです。
トッププレーヤー仕様の逸品です。
【バタフライ】 卓球ラバー専用 デイリークリーナー 75820 セット
練習や試合後には、ラバーのお手入れは必須。
ラバーは消耗品ですが、少しでもコンディションをよく保つためにはクリーナーで表面をしっかりケアしましょう。
ラバーが摩耗すると、回転力も鈍くなりますし、スマッシュやドライブの威力も半減してしまいますからね。
卓球ルールにラケットの大きさや形に違反なし?ラバーの色も選べる時代に!まとめ
卓球をのルールはもはやオシャレまで取りいれた柔軟なルールですね。
ラケットのサイズに関しては、ルールはないにしても、間違いなく適切な大きさを選ぶことがベストですね。
ラバーに関しては、自分のイメージカラーに合った色を選べるのはとても嬉しいかもしれません。
何よりオシャレなスポーツになりつつあります。
自分だけのオリジナルマイラケットを選ぶ参考にしてくださいね!
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