短い夏が終わり9月の中頃にもなると、フローリングが冷たく感じる感じる季節ですね。
我が家では、冷房器具よりも暖房器具の方がシーズン通して長く活躍しています。
暖房器具で怖いのが「火」「火事」です。
高齢者のお年寄りや少し認知症が進んだ方がお家にいる場合、火事の心配が頭をよぎります。
おじいちゃんやおばあちゃんに、「火事には気を付けてくださいね!」と言っても、「心配いらん!大丈夫や!」と言いながらも、石油ストーブの上に鍋をかけていたり、洗濯物を吊るしている光景などを見ると背筋がゾッとするものです。
「ローテーションで誰か家に留守番しろや!」と家族会議が始まる季節でもありますね。
100%火事のない暖房器具はないと思いますが、少しでも安心安全に使える暖房器具などをピックアップしてみました。
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火事の心配がない暖房器具ってある?一人暮らしの高齢者や認知症の方でも優しいモノ
自宅にいても心配なのに、一人暮らしの高齢者「使わせたくない」暖房器具
我が家でもそうだったのですが、自宅に高齢者のおじいちゃん、おばあちゃんと暮らしていました。
じいちゃんが軽度の脳梗塞になってしまったり、おばあちゃんがやや忘れっぽくなってきたり・・。
自宅で過ごしていましたが、見ているとヒヤヒヤする場面が色々ありましたよ。
「本人はまだまだ大丈夫や!現役や!若いもんの世話にはならん!」みたいな雰囲気を出しているのですが、全然そうは思えないんですよね・・・。
夏の暑いシーズンに窓やふすまを開けっぱなし状態で、エアコン・扇風機をフル全開にして「今年の夏は暑いわ~!」なんて光景は、全然カワイイものですよ。
それは、特に冬の暖房シーズンに感じました。
昔ながらの石油ストーブを使っていたわけですが、ストーブの上に洗濯物を吊るして乾かしていたり、やかんに熱燗や煮物をかけてうたた寝していたり。(ある意味、古き良き日本の光景かもしれない)
変なにおいがすると家族が駆けつけてみると、空焚き状態になっていた・・・なんてこともありましたし、吊るしていた洗濯物がバサッとストーブの上に落ちたこともありました。
周りに人がいたので大事には至りませんでしたが、ゾッとしましたよ。
また、石油ストーブに灯油を入れて運び込んだところ、蓋のキャップが閉まっていなくてドバーっとこぼれたり・・・。
自分も仕事に行っている間中、家でメインで世話をしていた母親には大変感謝です。
そんな母親がついに決断を下しました。
「石油ストーブはもう使っちゃダメ!!」「禁止よぉ!!!」と。
さすがに母親が疲れているのがわかった。
家族会議で満場一致って感じでしたね。
とにかく、直接火を使わない暖房器具にしようってことになりました。
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昔ながらの石油ストーブを廃止を説得するのに家族総出で一苦労・・・
昔ながらの石油ストーブを「もう使わないでね」というのは忍びないのですが、やんわり「火事になると危ないから控えませんか?」みたいな感じで何度も家族で説得しました。
当然、聞き入れてくれるわけないです。
怒る怒る・・・。
寒い冬だけどヒートアップですよ。
母親もアナタからも言ってよ・・とオヤジにもヘルプを促す。
「わ、わかったよ・・」と気乗りしない感じの姿がちょっと面白かったです。
結局、だれが何と言おうと、その年の冬は昔ながらの石油ストーブを使い続けたわけです。(さすがです!)
幸いなことに、夏が過ぎて次の冬のシーズンに使おうとしたら、壊れて動かなくなったので家族みんながホッとしたことには間違いありません。
オヤジが壊したのでは?と後から家族のみんなが思っていたようですけど、真相は闇です。
故障のタイミングは説得のきっかけとしては一番スムーズだし相手もしょうがないか・・と妥協のポイントなりますからね。
火事になりにくい暖房器具はどんなものを選べばいいのか?
100%火事にならない暖房器具はないと思いますが、少なくとも炎が発生しないタイプだったり、触れると高温でやけどや火災の原因になるようなタイプは避けた方が無難と言えます。
身の回りのことはまだまだ大丈夫!と言っていても、電気あんかの金属部分にずっと足が触れていて低温やけどをしていたり、こたつも普通に使っていれば問題ないと思いますが、中に洗濯物をわんさか入れて、あんかの部分に衣類が接触していて火事の原因になる場合も考えられます。
触れても比較的熱くなくやけどの心配が少ないものだったり、暖房器具が転倒したときにスイッチがオフになるもの、連続稼働に制限があるもの、加熱機能防止が付いている暖房器具を選びたいものですね。
足腰がまだまだしっかりしてる元気な高齢者であれば、パネルヒータや赤外線ストーブなど直接火が出ない暖房器具の管理でも良いのかなと思います。
でも、体がだいぶ弱っていて、トイレなどに行く際に色んなところに掴まっていく場面を何度も見ていると、表面が比較的高温になっている暖房器具にも危険と感じずに手をかけるシーンは極めて危険です。
また、体は元気でも少し認知症になると表面が高温でも危険と判断できない場合も想定できます。
そういう意味で、自宅で経験した個人的な意見としては、エアコンが一番安全だったと感じました。
付属のリモコンはすぐに壊してしまいましたが、市販のリモコンで代用しました。
ボタンも大きく操作ボタンもシンプルだったので高齢のおじいちゃんには良かったと思います。
それでも、冬に冷房になっていて布団にくるまっていたシーンもありましたが・・・。
火事になりにくい暖房器具を選ぶポイントは?
- 炎が発生しないもの
- スイッチ操作が簡単なものを選ぶ(ON/OFFボタンだけとか)
- 消し忘れ防止機能が付いているもの
- 暖房器具が転倒時に自動で消灯してくれるもの
など
また、今の時代、スマート家電を使って若い人がエアコンの管理をスマホを通じて設定してあげることも、一昔前ではできなかった管理方法なのかな・・と思います。
スマートホンも年々高機能になっていますし、便利なスマート家電も続々登場してきているので、人に優しい使い方もしていきましょう!
高齢者に優しいおすすめ暖か家電器具
使い方が簡単、転倒時のOFF制御など安全面が比較的優れている暖房器具を幾つかピックアップしてみましたので、ご参考にしてみてくださいね。
【遠赤外線パネルヒーター】サンルミエ キュート (パールゴールド)
遠赤外線ヒーターなら、お部屋全体がムラなくじんわりと日向ぼっこのような快適暖房が特徴です。
火を使わないので燃料補給が不要、風が出ないので乾燥しにくくゴミが舞いません。
操作もスイッチON/OFF、強/弱の2種類なので高齢者でも子供でも簡単です。
暖房パネルは過熱防止機能付きで、触った瞬間ヤケドするような高温にならないよう調整されています。
また、転倒時の電源遮断装置もついているため、地震などで倒れた時も安全です。。
耳障りな作動音が出ない無音設計なので、寝室にもおすすめではないでしょうか。
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【シロカ】遠赤軽量ヒーター かるポカ
何も操作しない状態が8時間続くと自動でオフになる安心機能が付いています。
また、火を使わないため触っても火傷しにくい安心設計が特徴です。
簡単操作のリモコンも付いているため、入り切りのために立って転倒するリスクも軽減できるのが嬉しいですね。
キャスターが付いているので持ち運びもラクで簡単ですよ。
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【セラミックファンヒーター】hot+cool 過熱保護 転倒自動オフ 羽なし ファンヒーター
暑い夏は扇風機として、寒い冬は温風機としてオールシーズンで使える冷暖房機器です。
当然、火を使わない家電製品なので触れて火傷をしたりするリスクは低いです。
転倒自動OFF機能、加熱保護機能、自動シャットダウン機能も付いているので、うっかり消し忘れによる心配も軽減できますね。
2秒速暖なので、つけてすぐに暖かくなるのも寒い冬シーズンにはありがたいですよね。
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【Nature】 スマートリモコン Nature Remo mini 2 ネイチャーリモミニ2
家の家電をスマホでまとめてコントロールできるアイテムです。
テレビやオーディオ、エアコン類など管理できる機器は多数です。
リモコン操作に不慣れなご高齢者のために、若い人がスマホでサポートされてはいかがでしょうか。
外出先からエアコンをOFF・ONできたり、照明を管理できたりできるので、ホームカメラなどと組み合わせれば状況に応じてより的確に管理できるかもしれませんね。
火事の心配がない暖房器具ってある?一人暮らしの高齢者や認知症の方でも優しいモノ|まとめ
100%火事の心配がない暖房器具はないと思いますが、直接火を使わないもので、安全機能が豊富なアイテムを取り入れることで少しでも火事や火傷のリスクも軽減できるかもしれませんね。
ご高齢者が住んでいる家の中には、まだまだ古い暖房器具が現役で活躍している可能性もあります。
無理に取り上げるわけではありませんが、万が一のことを考えて少しずつ安全な家電製品に変えていくのもいいのではないでしょうか。
色んな意味で、きっかけが難しいですけどね。
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